船外機のチルト作動不良

先ほどまで動いていたが突然上がらない。下がりはするのだが、、、
『カチカチ』音はする。
この『カチカチ』音はリレーの音 (^^♪
調査したところリレー作動はするものの、
モーター動かす配線を直結するとアップダウン作動OK、ということは、、、
リレーの電気出力が出ていませんでした。 残念ながら交換です。

ここで整備士魂が湧き出て

ダメもとで直らないか

だめでも原因を見てみたい

分解してみました。

こちらがリレーの中身、チルトアップダウンはモーターを正転、逆転にて油圧回路を行ったり来たり切り替えてます。
その為モーターへ送る電気も(プラス)(マイナス)切り替えています。
当リレーの仕組みは分解のところ、モーター2本の配線は常時(マイナス)、
リレーによりどちらかの線が(マイナス)から離れて(プラス)へとつながる仕組み、それにより(プラス)(マイナス)を切り替えています。
チルトスイッチ動作により真ん中のロッドが電磁石により引っ込む仕組みでした。
『カチカチ』音は出ているのでリレー作動はしているものと思われますので、電気接点を覗いて見ました。
ごらんのとおり接点部が荒れていました。これにより接点不良が起こり電気が流れにくくなっていたのです。
昔から言われる動かない時に叩いてみる。

あながちウソではなくこういった場合叩いた振動により接点が少々改善され動き出す事があります。
残念ながら分解と同時に電磁石を動かす細い銅線が切断されましたので交換になりますが、
構造がよく理解できました。

posted by service at 14:51|
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